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成虫で越冬するチョウ

チョウが飛翔する姿を見かけるようになりました。

今の時期見ることができるチョウは蛹で越冬して今年成虫として発生したものと、昨年秋に発生して成虫で越冬したものに分けられます。見分け方ですが、白や黄色のチョウ(モンシロチョウやアゲハなど)は今年発生したもの、一方茶色のものは成虫で越冬したものと思えばほぼ間違いありません。そのうち後者のチョウのご紹介です。

上はヒオドシチョウ、下はキタテハといいます。昨年秋発生ですから、半年近くは生きていて、昆虫少年の捕獲作戦や鳥の襲撃を潜り抜けて来たわけですから翅はボロボロ、正に歴戦の勇士という感じです。翅の色も「ヒオドシ」の名のように発生時点では非常に鮮やかな朱色なのですがかなり色褪せています。

彼らは寒い冬どこで過ごすかというと、常緑樹の葉の裏や民家の軒下なのです。
里山の保全活動をしていると、常緑樹が育ちすぎると日照を遮るため背の低い植物が育たなくなるという理由で常緑樹は悪者扱い、できるだけ伐採しろという考えが主流です。しかし、昆虫の越冬をサポートするという重要な役割も担っているのです。自然界のバランスはやはり大変微妙なのです。

ヒオドシチョウ

キタテハ


(K.B)