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春を待つ昆虫

寒い冬でしたが3月になりました。そろそろ昆虫の出番です。現在彼らはいろいろな姿で春を待っています。成虫で越冬するものも少なくないですが、多くは卵や蛹という姿です。

最初はカマキリの卵です。正確にはこれは卵ではなく、卵鞘(らんしょう)あるいは卵嚢(らんのう)と呼ばれる卵の固まりです。中に200~300個の卵が入っていて、春になると赤ちゃんカマキリが出てきます。赤ちゃんは親と同じ姿をしています。

雪国ではカマキリは積雪深を予知する能力があり、卵を産み付ける高さでその冬の積雪深がわかる、という伝承がありました。しかし、昆虫学者の研究では否定されています。

中央はアゲハの蛹、下はイラガというガの繭です。
蛹と繭の違いですが、繭は蛹を保護するカバーの役割、つまり繭の方が二重ガードということになります。絹糸の原料がカイコガの繭であることは周知の通りです。チョウは蛹、ガは繭が多いのですが、ガには繭を作らない種も結構あります。一方チョウはごく一部ですが繭を作る種があります。

カマキリの卵鞘

カマキリの卵鞘

アゲハの蛹

アゲハの蛹

イラガの繭

イラガの繭

(K.B)