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東京都市大学工学部都市工学科地盤環境工学研究室 教授 末政直晃様

midas GTSを民間企業との共同研究に活用

東京都市大学は、2009年に旧武蔵工業大学と旧東横学園女子短期大学が統合し、東京都市大学と改称して設立された大学です。工学部、知識工学部、環境情報学部に加え、文系学部である都市生活学部、人間科学部を新たに開設し、5学部16学科を擁する総合大学となりました。工学部都市工学科には、都市デザイン、都市環境、都市防災の3コースがあります。

東京都市大学末政直晃様

末政教授と大学院2年の栗田さん

解析により理論的な説明を

杭付き胴木基礎の解析結果

杭付き胴木基礎の解析結果

静的締固め工法の解析結果

静的締固め工法の解析結果

学部の卒業研究は実験が中心になります。大学院に進学してからの研究では、実験だけでなく、現象を詳細に分析したり、より汎用性の高い理論を提案したりするために、並行して解析を行っています。
複雑な境界値問題はやはりFEMが必要になります。現象のシミュレーションを行って、一般化を目指します。あるいは、実験では計れない部分の応力などを解析で推定して、実験の整合性を見るのに利用しています。

現在、大学院で行っている下記の2テーマでmidas GTSによる解析を行っています。いずれも民間企業との共同研究です。
・杭付き胴木基礎の支持力メカニズムの解析
・静的締固め工法に関するゲルの圧入状況

技術サポートをFAQで公開を

市販のプログラムはこれまでそれほど使用していないので比較はできませんが、結果を分かりやすく表示できるポスト処理機能は大変役に立っています。

また、2つのテーマの解析では御社の技術サポートをかなり利用させていただきました。メールによるサポートも相当していただいたようです。これには学生が大変感謝しています。
このように行ったやり取りを整理して、FAQとして公開していただければ私たちにも、今後利用される方にも非常に便利だと思います。

midas GTSへの期待

今後期待しているのは、地中の熱を考慮できる解析です。マスコンの温度応力解析のプログラムはたくさんありますが、地中の熱に対応しているプログラムが見当たらないようです。
基礎杭を熱交換器として利用するエナジーパイルという構想があります。地下5m以下の地温は季節変動がありませんが、これを例えば冷暖房や融雪に使用することができるわけです。この影響範囲などの解析をしてみたいと考えています。欲を言えば、浸透流も入れられると良いと思います。

東京都市大学末政先生、お忙しいところ大変ありがとうございました。末政先生の研究室では民間企業との共同研究も多く、実務に即した研究にmidas GTSを利用されています。学生の方からたくさんのご質問をいただきましたが、私達にも大変刺激、参考になりました。これからもご指導をよろしくお願いいたします。

(クレアテック:馬場 2010.02.19)