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GTS

システム計測株式会社様

midas GTSを杭の研究、試験に使用

システム計測株式会社は、我が国トップクラスの杭に関する技術を持つ建設コンサルタントです。アースドリル工法により軸部の掘削をした後、杭先端部を専用の掘削バケットを用いて拡大掘削することにより、場所打ちコンクリート拡底杭を構築するEAGLE掘削工法や、スパン12m最大荷重60000kNの載荷が可能という、我が国で最大の載荷桁を用いた杭の載荷試験など、高度でユニークな技術を保有されています。久保社長、藤沢本部長、中西係長の3名にお話をうかがいました。

システム計測株式会社様

左から久保社長、中西係長、藤沢本部長

杭先端金物の応力解析に使用

杭先端金物の解析結果

杭先端金物の解析結果

当社は現場での試験および計測に力を入れて来ましたが、近年は解析技術も重視しており、いくつかの解析ソフトを導入し活用してきました。地盤解析のソフトウェアも探していましたが、なかなか機能面、操作性および価格面で満足できる物が見当たりませんでした。そんな時midas GTSを知り、私たちのニーズをほぼ満足するものだったため、すぐに導入を決めました。

最初に行ったのは杭の先端金物の応力変形解析でした。当初考えていた形状では、予定した以上の部材厚が必要になるという結果になり、底部をなめらかなアーチ状に変更すると力が分散し部材厚を節約できることが確認できました。

立体モデルによる解析でしたが、形状の変更にすぐ対応でき、杭と地盤、先端金物の円筒形のメッシュがあっと言う間に作成できるプリプロセッサは大変便利でした。また、いろいろ見せ方を調整できるポスト処理も報告書作成時に大変有効でした。使用前に貴社で行っているセミナーを受講いたしましたが、その後はサポートの必要はほとんどなく、いろいろな検討に利用しています。

急速載荷試験の分析を

今後の利用として考えているのは、急速載荷試験の分析です。
これは、重垂を落下させて載荷試験を行う方法ですが、高いところから落下させれば小さな重量で大きな荷重を得ることができ、静的に載荷するよりコストも時間もはるかに節約できます。載荷は衝撃により与える、すなわち動的に載荷しているわけですが、これを静的な載荷ならどのような数値になるか、変換する必要があります。
今これを単純な質点系モデルにより差分法で行っていますが、有限要素法で行えば、最大応力発生位置の確認などができるので、より精度の高いものになると思います。現場もたくさんあるのでこれができれば大変役にたつと思います。

ホームページ: システム計測株式会社様 » http://www.systemkeisoku.com/

久保社長、藤沢本部長、中西係長お忙しいところ大変ありがとうございました。ユニークな技術を追求されているシステム計測株式会社様でmidas GTSをご利用いただいていることは大変嬉しく思います。これから更に、新しい分野を開拓していただけるものと確信しております。

(クレアテック:馬場 2010.11.25)