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GTS

報国エンジニアリング株式会社様

midas GTSを住宅地盤の安全性検討に活用

報国エンジニアリング株式会社は、1975年に地盤に関する業務(地盤調査、各種試験、設計、地盤改良、コンサルタント等)を行う目的で設立され、1978年に法人組織となりました。現在では戸建住宅を中心とし、全国で地盤調査、地盤改良工事、沈下修復工事などを行っています。最近では様々な大学、団体と協力し、新たな地盤調査法と地盤改良工法の研究、開発を行っています。

技術本部 金哲鎬様(上)と技術部 小川正宏様(下)

住宅地盤の沈下事故の対応に使用

基礎工Vol.38,No.3


施工機荷重が周辺に与える影響


杭先端部の応力解析結果

住宅地盤の沈下事故を防止するため、地盤調査結果を基に地盤補強工法の選択、設計を行っています。
高度な理論的背景に基づく地盤解析を行い、地盤の変形を予測するとともに、住宅基礎に与える影響を詳細に検討することで、沈下事故を未然に防止することができると考えています。midas GTSを活用し、より詳細に、より経済的な設計ができると考えています。

実績の一つが、施工機荷重が周辺に与える影響解析です。いろいろなパターンを試算し、興味深い結果を得ています。雑誌「基礎工」の本年3月号に、FEMによる擁壁近接工事における隣地への影響解析結果を報告しています。

また、杭先端部の応力解析も行っています。試算中ですが、らせん状のウィング部のモデル化があっという間にできたのには大変驚きました。CADソフト以上の性能と思います。

SWS試験結果の活用へ

SWS(スウェーデン式サウンディング)試験は、戸建住宅用の宅地地盤を評価する手法として広く使われており、宅地地盤の支持力を算定する方法が、国土交通省告示第1113号で規定されています。また、同告示では地震時に液状化するおそれのある地盤の場合は、建築物に有害な変形や沈下が生じないことを確かめることも義務付けています。そこで、水位と土質が確認できれば簡易な液状化判定ができるので、弊社ではSWS試験による地下水位測定法の確立のため、各地で測定試験を行っています。

この研究でもmidas GTSを活用していきたい、と考えています。現在、東海大学 工学部建築学科 藤井研究室で、模型実験を行っています。実験と併せて浸透流解析を行うことで、測定試験結果がより詳細に分析・比較できるようになると考えています。

ホームページ: 報国エンジニアリング株式会社様 » http://www.hokoku-eng.jp/

金様、小川様、お忙しいところ大変ありがとうございました。地盤解析システムmidas GTSを、戸建住宅地盤・基礎がメインである報国エンジニアリング株式会社様で活用いただいていることは、大変喜ばしいことと考えております。今後の研究開発や現場実務での成果を楽しみにしています。

(クレアテック:馬場 2010.09.01)