CREATEC Blog

終わりにあたり

33節点20要素、材料は線形弾性、2次元静的解析という条件で、単純梁のたわみの計算を行ったのがFEMとの出会いでした。指折り数えてみると、それから35年間の付き合いになってしまいました。 現在では3次元でメッシュは1万節点以上、材料は弾塑性あるいは非線形弾性というのが標準的な解析、という感じです。 解析の種類に目を向け……

ポスト処理 その2

昭和50年代後半にはいると、まだホストコンピューターの時代でしたが端末装置が入ってきました。 夢だったユーザ直接利用ができるようになり、バッチ式だった土留計算、斜面安定計算、圧密計算などのプログラムを、端末装置から対話形式の処理ができるようなものに変更しました。 かなり大変な作業で、毎日深夜まで端末の前で作業をしていま……

ポスト処理 その1

FEM解析結果のポスト処理は、筆者が20代の頃取り組んでいたテーマです。 変位図、応力図、流量流向図などを作図するプログラムを開発しましたが、簡単な道のりではありませんでした。勿論当時はペンプロッターしかないため線画によるものでした。 最初にぶち当たったのが、同じ線を2度書かないようにする方法。 4角形要素を例にとると……

メッシュ自動分割 その2

FEM解析は、ワークステーションの時代からついにパソコンの時代になりました。 パソコン上でメッシュ分割・モデル作成ができるソフトウェアが少しずつ市場に出てきはじめたのは、1990年代に入ってまもなくだったでしょうか。 筆者はソフトウェア導入の管理をしていたので、それまでFEMを使っていた人達だけでなく、使っていなかった……

メッシュ自動分割 その1

FEM解析を使用する際、最も課題となるのは何と言ってもメッシュ分割です。 最初に出会ったソフトは1節点1要素ずつデータ入力していました。 昭和50年代に使用したもの(ホストコンピュー用で勿論バッチ処理です)には、ソルバーとは分離したメッシュジェネレータがありました。分割するユニットの縦横の分割数を指定する方法だったと記……

準3次元解析

コンピュータの能力が低く、3次元解析はまだまだ処理時間も容量も無理があった頃、2次元モデルの各節点で、深さ方向の情報を持たせて3次元的に扱う、という考え方がありました。 これを準3次元解析と言っていました。 これは広域の地下水の解析などで利用されました。 考え方の基本は、流れは水平方向のみということ。 つまり止水壁の下……

応力・変形-浸透連成解析

高度成長期、街の至る所で工事が行われていた時、掘削による影響で地下水位が低下し、地盤沈下を引き起こす現象が問題になっていた時期がありました。 それを計算するのが応力・変形-浸透連成解析です。 これはカップリング解析と呼ばれ、応力・変形および浸透の2つの偏微分方程式を連立させて解くという解析手法です。 この手法がでてくる……

浸透流解析

浸透流解析には苦戦の連続でした。 節点移動なしで飽和部と不飽和分を一体として解析できる、という画期的なプログラムでしたが、なかなか正しい使い方がわからない。 特に分からなかったのが、不飽和浸透特性の扱い。 非線形解析になりますが、データは数式ではなくテーブル形式で与える。 今思えばこれが計算の中でどう使われるか、の理解……

3次元解析 その2

汎用の地盤解析システムで、T社が開発したSというのを知っている世代は、もう定年あるいはその寸前の方でしょうか。 発売時は、世界初の汎用地盤解析システムという触れ込みでした。 確かに汎用で機能は豊富でしたが、計算に時間がかかるシステムでした。 ファイルの入出力が多くCPUがなかなか進まない。 しかし、メッシュジェネレータ……

初めての3次元解析

初めて3次元の解析にトライしたのは入社1年目でした。 これはフレーム解析でしたが、コンクリート型枠支保工の計算でした。 現場監督が相談に見え、手計算だともたないようだが、コンピュータで正確に計算すればいけるのでは、と言う。 私が当時いたゼネコンは、社員の平均年齢が28歳くらい、若さ故のエネルギーがありました。私のいたグ……