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神保町巡礼(其の二十三)阿久悠記念館

阿久悠記念館_01 師走を迎え街にイルミネーションが溢れだすと、なんだか心もせわしなくなります。Xmas、仕事納め、大晦日と息つく間もなく流れてゆくようです。そんな余裕のない日々を送りながらも、年の瀬にはふと昔を思い出す瞬間があります。子どもの頃、大晦日といえば大人も子供も一緒になって畳をあげ家中をピカピカに磨き、鏡餅を飾って銭湯へ行き、ようやく一息ついた居間のテレビでレコード大賞をみる。それが毎年の恒例行事になっていました。

 なかでも鮮やかに覚えているのは、「北の宿から」「勝手にしやがれ」「UFO」の3曲が大賞をとった3年間でしょうか。歌謡曲を家族が一緒に口ずさんでいた時代でした。この曲の作詞がすべて阿久悠だと知ったのはずいぶん後のことです。そして会社の移転に伴い神保町から御茶ノ水への道をよく歩くようになって、明治大学が阿久悠の母校であり、そこに阿久悠記念館があることを知りました。

阿久悠記念館_03 いつかコラムに書きたいなと思っていましたが、年の瀬というぴったりなタイミングで紹介することになりました。休日の午後、写真だけでもと思って訪ねたのですが、充実した年表とレコードジャケットを前に、中々立ち去ることが出来ませんでした。視聴コーナーもあって、あの歌この歌と聴いていたらあっという間に閉館時間に。後ろ髪ひかれながら後にしましたが、またふらっと来てしまいそうです。こじんまりとした空間ですが、年末に「人生」を振り返るには格好の場所かもしれません。また一年が、加速度をつけて終ろうとしています。みなさま、この一年はどんな年だったでしょうか。寒さも本番、風邪など召されずよいお年をお迎えください。(淑)

阿久悠記念館