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神保町巡礼(其の二十二)食堂アンチヘブリンガン

ガラスの扉 会社が神保町へ越して6年。界隈でお洒落といわれるカフェや喫茶店はほとんど制覇したと自負していましたが、まだまだ遭遇していない素敵なお店がありました。

 「アンチヘブリンガン」。一度聴いたら耳から離れない響きですが、どんな意味があるのか見当がつきません。「食堂」とあるのでまぁカフェだろうと思いつつ調べてみましたが、なんとも魅力的なお店のよう。会社から歩いて五分程の距離なのに、今までまったく知りませんでした。

 こちらは色々なブログに登場していて、総合すると、店主は相当な映画好きで、この一風変わった店名も小津安二郎の「秋日和」で原節子が飲んでいる丸薬「ヘブリン丸」から拝借したらしいこと。ヘブリン丸とは実在した風邪薬で、実家が薬局であった店主のこだわりであること、などが分かりました(裏は取っていませんが)。このヘブリン丸を開発した会社は目薬で有名な参天製薬で、創業が1890年。その9年後に発売された「大学目薬」は今も売られていてびっくりです。

 飾ってある絵店名の由来だけでコラムが終わりそうですが、ちゃんとお店にも行ってきました。ビルの外階段を登った二階の入口の扉は、昔懐かしいガラスの引き戸です。気配に気づいた女店主さんが扉を開けて出迎えてくれました。ブックカフェでもあるようで、窓際には本がずらり。思ったより広々とした店内に古い雑貨やオブジェが良い感じに置いてあって、とても落ち着きます。ランチのカレーも美味しくいただきました。先客がいて店内の写真はあまり撮れませんでしたが、こちらのブログに店内の様子と料理の写真があるのでどうぞ。ちなみに、神保町より水道橋駅が圧倒的に近いです。タイトルに偽りあり、ですね。(淑)

食堂アンチヘブリンガン