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神保町巡礼(其の二十一)「ブックハウスカフェ」

170508bookhousecafe 以前このコラムで紹介した「ブックハウス神保町」。都内でも人気の絵本専門店だったのですが、いつのまにか閉店していました。淋しいなぁと思っていたところに、ブックカフェ&バーとして再開するというニュースを聞きつけ、さっそく行ってきました。

 まだ開店4日目だったこともあり、店内には甘い祝花の香りがたちこめ、新しくなった店内をキョロキョロと見回すお客さんがたくさんいらっしゃいました。これまで店の中心に置かれていた真っ赤なソファのあった場所がすべてカフェスペースになっています。奥にあった会計スペースは調理カウンターとなり、コーヒーを淹れたりサンドウィッチを作ったり。間に仕切りはなく、本棚の真向かいで調理する姿はちょっと新鮮です。

 大好きだった外国の絵本コーナーがなくなっていて思わず店員さんに声をかけたところ、あれやこれやと話がはずみました。外国の絵本コーナーはいつか復活するかもしれない、新しいお店のコンセプトは「赤ちゃんからオジイサン・オバアサンまで」、だから閉店時間は23時(!)、バータイムで酔ったら四千円くらいの絵本を買って帰るサラリーマンがいるかもと妄想中、などなど。店員さんの止まらないお話から、お店再開の喜びが感じられてこちらまで嬉しくなってしまいました。

 漫画で育った私は絵本にまったく縁がなかったのですが、店員さんにその話をすると「(絵本の)名物編集者と呼ばれる人たちの中には、子どもの頃まったく絵本を読まずに育った人が何人もいます。大人になって出会った絵本で人生が変わることもあるのです!」と心強いお言葉をいただきました。仕事の帰り道、ここで一杯呑みながら人生を変える絵本と出会う日が私にも来るかもしれません。立ち話をしながらふと天井を見上げると、あの太陽と三日月の天井画がそのまま残されていました。これまた嬉しい限りです。(淑)

ブックハウスカフェ(HP)
ブックハウスカフェ(facebook)