CREATEC Blog

橋と猫

1704

橋の桁端部は猫にとって居心地のいい場所になっているようです。猫の願いは、季節によっても異なるとは思いますが、「身を守りやすい」、「餌が手に入りやすい」、「ひなたぼっこできる」、「強風に見舞われない」などだと思います。橋桁端部ははからずもこれらの要求性能を満たしているようです。「餌をあげないようにしてください」との注意書きがあってもそばを通った人の人情としてはついあげたくなってしまうものです。ところによってはお皿や毛布まで用意されていたりしますが、そのような光景を見ると思わずほほくそ笑んでしまいます。さて、少し真面目な話?、猫が集まってきても橋が壊れることはないですが、橋の点検等の際にはちょっと問題があります。と言いますのも、点検する人達が来ればふつう猫は移動せざるを得ないでしょうが、そうなれば点検者は猫に後ろめたく思うかもしれませんし、また猫にとってはいい迷惑でしょう。では、猫と共存しながら点検することはできないのでしょうか。猫は敵対する相手が目を閉じれば戦意がないと見なすそうです。以前私は試しにこの手を使ってみたらいつもは身構えた後に走り去っていく猫の横を何事もなく素通りできたことがありました。両目のウィンク(普通は片目)です。それもとてもあからさまにしたのです。この方法を使えば猫と共存しながら橋を点検することができるかもしれません。ただ、補修工事になるとさすがにそうもいかなくなるでしょう。工事する人にとっても猫にとっても危険な環境になりますので。そういうときは猫が一時的に退避できる場所を用意する手もありますが、実際にはこれは容易ではなく、たくさんの猫が暮らす青島のようなところは別として、ふつう野良猫を擁護するのはまかり通らないものです。昨今、土木構造物は環境や景観との調和を考慮しますが猫などの動物との共存も考えるというのはだめでしょうかね。仮に絶滅危惧種の生物が橋に住みついたらそういう方に傾きやすいかもしれませんが、猫の絶滅が危ぶまれる日はそうそう来なさそうですので。。。
(証)